19th FS
PACAFの戦闘機部隊は闘鶏と縁のある部隊が多い。嘉手納の18th WGのインシグニアが闘鶏であるし、傘下にある67th FSも”Fighting Red Cocks"、エルメンドルフのF-15C部隊の一つ 19th FSもそうであった。この飛行隊の名称は、”Game Cocks” 正に闘鶏を示すものでインシグニアは、相手に突きかかる闘鶏を絵柄にしている。
 この部隊の歴史も長く 1917年テキサス州のキャンプケリーで生まれていることから,エルメンドルフ基地に同居する90th FSと変わらないぐらい伝統のある飛行隊だ。太平洋戦争中は、日本との戦闘にも参加しており、サイパン島を本拠地にP-47サンダーボルトで硫黄島攻略戦を戦っている。
 戦後 記憶の新しい所では1982年にF-16を受領して、サウスカロナイナ州ショウ空軍基地に配備されたが後に解散。1994年にここエルメンドルフでF-15Cの部隊として復活を遂げている。

F-15を引き渡してアラスカを離れ 一旦解散したかに見えたゲームコックスは、その後ハワイのヒッカムでF-22のアソシエイト部隊として復活した。
↑ エルメンドルフのランウェイを豪快に離陸する19th FSのF-15C(AK-104)この機体の機首に注目いただきたい。グリーンの星が入っている。Migの撃墜マークなのである。この機体 元々フロリダ州エグリン空軍基地の第33戦術戦闘航空団第58戦術戦闘機中隊(33rd TFW 58th TFS)に配備されていて 1991年の湾岸戦争で スパローミサイルでMig-23を撃墜している。1991年1月26日アンソニー シャビー大尉の手によるもので 33rd TFWは、湾岸戦争で最も撃墜数の多かった航空団としても記録される。1998年6月にこの機体はエルメンドルフに移動、配備になっているようだ。(85-0104)
Wings
85-0119
↑ 沖縄嘉手納の18th WG同様 3rd WGのF-15Cもテールレターを低視認性のマーキングにしており 黒いテールレターでないことが マニアにとっては写真を撮る上での面白味を削いでしまう。スコードロンカラーは”ブルー”なのだが 紺色のラインがチップに入っているだけで、ゲームコック(Game Cock)は、そう・・・これも尾翼のマーキングに隠れるように 薄いグレー色で書き込まれてはいる。この機体2002年11月に嘉手納にも飛来している。
以前は、尾翼チップのブルーラインに部隊名の”Game Cocks"を白色で書き込んでいた時期もあったが 現在はほとんど色気なし・・・(84-0121)
第19戦闘機中隊の勲章 一つはデサート・ストームへ参加したこと もう一つは、ハンガー内に誇らしげに掛けてあった 戦技競技会ウィリアムテル2004のチャンピョンフラッグ。
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